当ページのリンクには広告が含まれています。

ソール・ライター展と東京の写真ギャラリーおでかけ話

 

今日は、先日 渋谷ヒカリエで開催されていた【ソール・ライターの原点】ニューヨークの色という写真展に行ってきたので、ソール・ライターの事と、行った当日の事、思った事など書いていきます。

 

ソールライターとは

 

私は、最近まで、この有名な写真家さんを知らなかったので、私のように知らない方もいるかもという前提で書いてみますね。と、前置きしてしまうほど、人気のあるアメリカの写真家さんです。

 

1923年生まれ。そして2013年に他界されています。

 

ソールライターの生い立ち

 

ソールはアメリカのペンシルバニア州で生まれ、お父さんはユダヤ教の聖職者でした。その影響で神学校に通っていましたが、厳しい倫理観の生活に、きゅうくつさを感じるようになったソールは絵を描くことに喜びを見出していきました

 

ソール・ライター展と東京の写真ギャラリーおでかけ話

【ソール・ライターの原点】ニューヨークの色 パンフレット

ソールの絵画作品画像

 

近所の図書館で、ヨーロッパや日本の美術の世界を吸収したそうです。お母さんに買ってもらい、初めて自分のカメラを手にしたのは12歳の時。それでも、最初は画家になる意思を持っていたんですね。お父さんに画家になることを反対され、神学とは別れを告げ、1946年23歳でニューヨークの街へと向かいました。

 

ソールが、ニューヨークで住み始めた場所は、当時、移民が多く家賃が安かったことで芸術家をめざす人たちが自然に集まり、その後「イースト・ヴィレッジ」と呼ばれるアートの中心地になった街でした。

 

1940年代後半は、ニューヨークが芸術の中心となるきっかけになる表現方法が注目され始めた時代で、この時、この抽象表現主義で写真を応用した実験的な作品を作っていた画家との出会いがあり、撮影から暗室作業までの知識を覚え、表現方法のひとつとしての写真の世界に入っていきます。

 

絵を描くことで生活が成り立たないソールの収入の柱になったのが写真でした。ファッション雑誌のアートディレクターに見いだされたソールは『ハーパーズ・バザー』誌、『ELLE』『ヴォーグ(英語版)』などで活躍しニューヨーク5番街に自分のスタジオを持つまでになりました。

 

そして、この時、出会ったのがモデルだったのソームズ・バントリー。彼女が亡くなるまでふたりは寄り添いながら一緒に暮らしました。

 

時代の移り変わりと共に表現の自由さが減っていき、もともとファッション写真に興味がなかったソールへの仕事の依頼は減っていきました。1981年、自分のスタジオを閉鎖し、イースト・ヴィレッジで自分が撮りたい作品を制作する生活へと戻りました。

 

ソールの生きた時代は、モノクロ写真からカラー写真へと時代が移り変わった時代でした。

 

1994年、ニューヨークの老舗写真ギャラリーのスタッフだったマーギット・アーブはライターのアシスタントとして作品整理に携わるようになっていきました。2006年、ドイツのシュタイデル社から『EarlyColor』が出版され写真界だけでなく世界中で大きな反響があり、80歳を越えてソールは“カラー写真のパイオニア”として、ふたたび脚光を浴びるようになりました。

 

2013年、ソールが亡くなった後の部屋には、大量の作品や資料が残されていました。2014年、マーギット・アーブによってソール・ライター財団が設立され、カラーだけでも8万点ほどといわれている写真や絵画、資料を整理する作業は今も続けられています。

 

ソールライターが使った機材

 

ソールライターが使っていた機材は、調べたところ色々出てきて、何が本当かよくわかりませんでしたが

90~150mmの望遠レンズ。仕事用→LeicaM4 ・Rollie6x6。街を撮るとき→Canon A1 ・Leica CL ・Minox EL ・ Olympus XA。だそうですが正解はわからずでした。

カメラの機材は、はっきりしませんでしたが、フイルムに関しては

 

 

ソール・ライター展と東京の写真ギャラリーおでかけ話

【ソール・ライターの原点】ニューヨークの色 にて撮影

 

 

コダクローム(Kodachrome)は、コダックのカラーリバーサルフィルム「コダクローム」のことである(リバーサルフィルムとは、現在一般的なカラーネガフィルムすなわち撮影したフィルムには明暗が反転した陰画があらわれ、それを反転してプリントすることが前提のフィルムとは異なり、撮影したフィルムに直接、見たままの像(陽画)があらわれ、スライドとしてスクリーンに投影したりすることができるカラー写真方式のフィルムである。ポジフィルムともいう)。本作が誕生した当時は、1961年に「コダクローム」(第1世代、1936年 - 1962年)に代わって登場した「コダクロームII」(第2世代)の時代であった[2]。同銘柄は、本作発表の翌年である1974年に生産終了し、「コダクローム25」(第3世代、1974年 - 2001年)および「コダクローム64」(同、1974年 - 2009年)がとって代わった[2]。コダクロームは、歴史上は先に登場した外式を唯一継続したリバーサルフィルムで根強い人気があった。

出展:Wikipedia より引用

 

現在では、マネすることができないフイルムの色の再現方法のようです。

 

と、いうわけで、先日の展示会の様子プラス私の久々渋谷歩きの記事を書いてみようと思います。

 

YELLOWKORNERに行ってきた

 

写真ギャラリーに行ったことがなかったので、勉強のために行こうと思い立ち、ネットで神奈川の写真ギャラリーを検索したところ、最初、【YELLOWKORNER 】をみつけました。

 

世界100ヵ所でギャラリーを展開するフランス発のギャラリーで、コンセプトは、【アートフォトのある生活を!】です。横浜にあると見たので、行ってみると。。。なんと2023年にクローズしていました。それで、東京ミッドタウン日比谷のなかにある店舗を見に行ってきました。

 

写真は、さすがに撮りづらくて撮れなかったので、よかったらサイトを見てみてください。

YELLOWKORNER

 

あまり大きい店舗ではなかったのですが、6千円から15,000円の手軽な作品から、数十万の作品まで置いてありました。見た感じ、カラーの風景写真は少なめだなという印象でした。古いアーティストたちのモノクロ写真や、写真にペイントを施した動物の作品が印象に残りました。

 

それほど大きな店ではなかったので、やはりギャラリーにおいてある作品が売れ筋なのかなぁなんて、リサーチ的な見方をしたりして、次へ向かいました。

 

ソール・ライター展と東京の写真ギャラリーおでかけ話

 

久しぶりに、山手線に乗り、渋谷に到着。久しぶりです。渋谷は、ほとんど知りません。それでも、昔会社の同僚の結婚式の2次会で行った、スペイン坂で昼食を食べようかと、歩き出しました。

 

ソール・ライター展と東京の写真ギャラリーおでかけ話

 

これが、センター街か。。。なにやら大きい音で放送が流れていたりして、池袋の印象とかぶりました。センター街はテレビのニュースで見るだけで、はじめて行きました。渋谷も、通りによって、雰囲気がだいぶ違うのでしょうね。

 

ソール・ライター展と東京の写真ギャラリーおでかけ話

ソール・ライター展と東京の写真ギャラリーおでかけ話

 

結局、スペイン坂にある、イタリアンのお店に入りました。店の作りは新しい雰囲気ではなかったです。

 

ソール・ライター展と東京の写真ギャラリーおでかけ話

 

ピザは、皮が薄いタイプでおいしかったです。

 

ソール・ライター展と東京の写真ギャラリーおでかけ話

 

ん。。。うどんのような、このパスタ。。。コメントはなしで。。。(;^ω^)

 

ソール・ライター展と東京の写真ギャラリーおでかけ話

 

こちらの、チケットは、ネットで安くなっていた前売り券を購入しました。行く前に予約をすると、混んでいても入場できるということで、行く数日前に予約をしました。予約時間まで、周りのお店を見て時間調整をして、いよいよです。

 

ソール・ライター展と東京の写真ギャラリーおでかけ話

 

 

この写真展では、なんとカメラ撮影がOKでした。写真展で撮影可なんて驚きでした。スマホで撮っている方が多かったです。自分が、今までやらない構図の写真を中心に、私もかなり撮りました。写真集、欲しかったけど、撮影に経費をかけすぎているので我慢しました。 (T_T)

 

 

ソール・ライター展と東京の写真ギャラリーおでかけ話

 

 

こんな感じの写真の展示のほか、ソール・ライターの撮影したファッション雑誌の展示もありました。ファッションが私の好きな時代のものでした。くるみボタンや、この時代の流行りの色、好きです。この色は。私の中ではフイルムカメラのイメージではなかったのですが、ほんとに美しい色ですよね。

 

ソール・ライター展と東京の写真ギャラリーおでかけ話

【ソール・ライターの原点】ニューヨークの色 パンフレット

ファッション雑誌作品画像

 

この、壁面に映し出された、写真が、またとても美しくて、うっとりです。スライドで画像が入れ替わっていました。

 

 

ソール・ライター展と東京の写真ギャラリーおでかけ話

 

 

実は私が今回、ソールライター展に行って気づいたことがありました。私は、写真を撮り始める前に、著作権フリーの写真素材サイトの写真を加工して利用していました。その時に、数えきれないほどの写真を見て、いいと思うものをダウンロードして加工するという作業をしていました。ソール・ライターの写真を見たときに、その中に同じような構図や撮り方がされたものがたくさんありました。本末転倒ですが、ソール・ライター本人が撮った写真より先にまねした人の写真を見ていたんだと気づきました。

 

それくらい世界中の、写真家にファンがいるんだなぁと実感しました。そして、ソール・ライターの写真の色の美しさはもちろんだけど、構図が面白かった。だから自分が撮らないかなと思う構図の写真を撮ってきました。

 

今回の、展示は終わりましたが、また、そのうち開催されるんだろうと思います。もし、よかったら、その時は行ってみてください。そして写真の撮り方だけではなく、どんな人生を送って、どんな事を言っていたのか?など、人となりを想像してみると、人をひきつける写真を撮るためのヒントがあるのだろうなと思いました。

 

私は、この写真展に行く前に、

 

写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと 

というソール・ライター自身が出演し、自身の部屋で語っているドキュメンタリー映画を見ていきました。

この写真展の動画をみつけたので、貼っておきます。よかったら見てください。

 

 

読んでいただきありがとうございました。

 

 

おすすめの記事